起業ノウハウ 2020年3月2日

起業の不安や迷いで悩んでいる人へ!「超ネガティブ思考術」のススメ

ネガティブ

こんにちは、スマカリの中村です。

起業や独立に、不安や迷いは付き物ですよね。ポジティブに考えることも大切ですが、それが変なプレッシャーになってしまっては本末転倒です。

そこで、私が実践している起業の不安や迷いに打ち勝つ方法をご紹介したいと思います。

簡単に言うと、最悪のケースを想定して、それを一度受け入れ、対策を検討する、というメソッドです。

不安や迷いを感じている内容は人それぞれですが、多くのケースに対応できると思いますので、起業家の皆さんの参考になると幸いです。

マイナス思考の人ほどビジネスに向いている

まず、マイナス思考の人の方がビジネスに向いていると断言したいと思います。

巷には「プラス思考で行こう」みたいな自己啓発本が並んでいますが、リスクに向き合わずに楽観的になれてしまう人は行動は早いかも知れませんが、しっかりとリスクに向き合い、用意周到に行動する人よりも勝率は落ちるはずです。

私が敬愛する竹田恒泰氏も『日本人が一生使える勉強法』(PHP新書)の中で、「プラス思考よりもマイナス思考の方が良い。最悪の状態を想定できるからです。それを受け入れる覚悟ができたら、迷うことなく挑戦しましょう。」と言っています。

竹田先生は明治天皇の玄孫に当たる人で、憲法学・史学の専門家ですが、作家、大学教授の他、ラーメン屋や両替所の経営など実業家の顔も持つ方ですので、日本人ならではの考え方とビジネスの実際を両方知っている方です。

マイナス思考で悩んでいる方は、「それは良い傾向なんだ」と認識して、ネガティブ思考を前向きに捉えてみましょう。

不安や迷いの正体を知る

具体的なメソッドをご紹介する前に、不安や迷いの正体を知ることから始めましょう。

私の経験的には、不安や迷いの正体は「分からないことに対する恐怖」であることが多いと感じています。

起業・独立すると決めた起業家は、お客さんのニーズを探ったり、実現方法を検討したり、将来の計画を練ったり、資金調達や仲間集めを開始したりします。

その過程でたくさんの不明点や不確実要素、トレードオフに直面します。

多くの起業家にとって、これが恐怖に映ります。

起業・独立は人生を賭けた一大事であるにも関わらず、分からないことが多すぎるためです。

このような状況の中で、恐怖に立ち向かって行かなければならない使命感や責任感、意思、流れ、雰囲気がある場合に、不安や迷いが生じ、起業家を苦しめることになります。

さらに悪いことに、「分からないことが分からない」という状況に陥っている起業家も多いと思います。

こうなると、「分からないことが分からない、という状況が怖い」ということになります。

もはや訳がわからないですね(笑)

しかし解決策は単純で、分からないことを一つずつ丁寧に潰して行けば、恐怖心は減り、不安や迷いから解放されるはずなのです。

それでは早速、「得体の知れない不安や迷いに打ち勝つ超ネガティブ思考」のメソッドを具体的に見ていきましょう。

超ネガティブ思考のメソッド

不安に思っていることを書き出す

まずは漠然と感じている恐怖をハッキリと認識するために、頭の中にある不安をなるべく多く、具体的に書き出してみましょう。

このステップの目的は起業家が何に怯えているのかをはっきり認識することです。

文字にして書き出してみると、思考がハッキリとしてくるのを感じるはずです。

オススメの方法は紙に書くことです。

スマホは書いた文字を簡単に消せてしまうため、作業の途中でせっかく書き出した文字を消してしまうリスクが高いと感じています。

面倒に思われるかも知れませんが、結果的に近道なので、紙でやってみましょう。

例:不安に思っていること

  • 思い描いているほどお客さんがつかないかも知れない。場合によっては借金だけが残って会社をたたむことになるかも知れない。
  • 会社をたたむことになった場合、起業に反対していた元同僚たちに笑われるかも知れない。
  • 起業は自分の独りよがりなのではないか?みんな文句があっても、謙虚に会社勤めをして、幸せな家庭を築いている。家族の幸せを賭けてでもやるべきことなのか。

この例は気持ちの面についての記載が多いですが、もっと具体的な事業計画についての不安でもOKです。

とにかく、どんは些細なことでもいいから、不安に思うことは全て書き出すことが大切です。

不安が現実になったとき、失うものを書き出す

次に、不安が実際に起きたときにどんな悪いことが起こるのかをなるべく具体的にイメージして、先ほど書いた文字に追記していきます。

このステップの目的は、起業家が怯えていることの中身を、より具体的に認識することです。

ここでは、書き出したバッドシナリオを受け入れながら記載することが大切です。

どんなに努力しても運が悪ければこうなるな、と、頭を整理しながら記載していきましょう。

例:不安が現実になったときに失うもの

  • 思い描いているほどお客さんがつかないかも知れない。場合によっては借金だけが残って会社をたたむことになるかも知れない。
    • 最大500万円の借金が残る。これを返済するためには、サラリーマンに戻らざるを得ないだろう。その場合、生活費は15万円ほどの生活を10年間ほど続けなければならないだろう。
  • 会社をたたむことになった場合、起業をバカにしていた元同僚たちに笑われるかも知れない。
    • ●●と●●が飲み会の席で僕を笑い者にするだろう。僕がサラリーマンに戻った後も、周囲にその噂が付き纏い、バカにされ続けるかも知れない。
  • 起業は自分の独りよがりなのではないか?みんな文句があっても、謙虚に会社勤めをして、幸せな家庭を築いている。家族の幸せを賭けてでもやるべきことなのか。
    • 妻が事業の失敗を知ったら、パートをやると言い出すだろう。そうすと、妻と息子が過ごす時間が今の1/3ほどになるかも知れない。また、息子が将来習い事をやりたいと言い出したときに、金銭的理由から力になってやれないかも知れない。

ここまで作業をすると、どうでしょうか。

目を覆いたくなるほどのネガティブシナリオが書かれているにも関わらず、不思議と、得体の知れない恐怖心は緩和されているのではないでしょうか。

もしそうであれば、「分からないことが分からない」という恐怖心から解放されてきている証拠です。

しかしまだ「バッドシナリオを回避できるか分からない」という恐怖心は払拭できていません。これに打ち勝つために次のステップに進みましょう。

対策を考え、決断する

さて、バッドシナリオを回避する対策を考えていきます。

対策が思いつかない場合もあると思いますが、この時点では「対策はない。現実に悪いことが起こってしまうかもね。」と、諦めてOKだと思います。

今打ち勝つべきは自分自身の不安、迷いなので、「対策はない」と結論づけたとしても、まずは思考を整理することが大切です。

例:対策を考えて決断する

  • 思い描いているほどお客さんがつかないかも知れない。場合によっては借金だけが残って会社をたたむことになるかも知れない。
    • 最大500万円の借金が残る。これを返済するためには、サラリーマンに戻らざるを得ないだろう。その場合、生活費は15万円ほどの生活を10年間ほど続けなければならないだろう。
    • 事業計画の●●を後ろ倒しにすることで、最大でも250万円の借金に収まるようにする。後ろ倒しにした●●は、融資で得たお金ではなく、事業から生まれた利益で補填することにする。
  • 会社をたたむことになった場合、起業をバカにしていた元同僚たちに笑われるかも知れない。
    • ●●と●●が飲み会の席で僕を笑い者にするだろう。僕がサラリーマンに戻った後も、周囲にその噂が付き纏い、バカにされ続けるかも知れない。
    • 挑戦したことを誇りに思うようにする。バカにされても良い。慕ってくれる仲間と毎日を楽しく過ごせればそれで良い。
  • 起業は自分の独りよがりなのではないか?みんな文句があっても、謙虚に会社勤めをして、幸せな家庭を築いている。家族の幸せを賭けてでもやるべきことなのか。
    • 妻は事業の失敗を知ったら、パートをやると言い出すだろう。そうすと、妻と息子が過ごす時間が今の1/3ほどになるかも知れない。また、息子が将来習い事をやりたいと言い出したときに、金銭的理由から力になってやれないかも知れない。
    • 自分が絶対に大丈夫だ、と思えるまで事業計画を見つめ直す。●●と●●についてはまだ具体的なアイデアが思いついていないから、まずはそこを研究する。

ここまでくると、だいぶ恐怖、不安、迷いは感じなくなっているはずです。

最後にやるべきことは、一連の書き込みを眺めて、どう行動するかを決断するだけです。

まとめ

この方法を使えば、かなり多くの問題を解決できると思いますので、悩んだときは是非試してみてください。

最後は素直な心とクールな頭で決断することが大切です。

本心では最悪のシナリオを受け入れられないのに、それでも挑むと決断してしまうと、「不可解な自分」という新たな恐怖心に怯えることになります。

それでは、起業家同士、切磋琢磨して頑張っていきましょう!

著者:Jin Nakamura

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